眠れる森のぼや

純粋に感じたこと全て

ホルン吹き失敗

大学オケの3年間、

すさまじくオケが好きで好きで好きでたまらなかったけれど

突然大学オケをやめてからちょうど一年くらいかな...

 

大学オケへの踏ん切りがようやくついたので

自分の大学オケ生活の3年間に何が起きて

一体どれほどのことをやらかして

今に至るかを残しておこうと思いました。

 

一部の後輩の役には立つかもしれない。

福岡オケ関係者以外は恥ずかしいからあんまり見ないでね(笑)

 

 

①初めましてホルン

大学1年、オケ入団。初オケどころか初ホルン。

 

だけど中学のときTuba,Euphを1年ずつ

ブランクが4年あれど金管歴2年だったのと、

ピアノを小さい頃してて音楽のバックグラウンド自体はあった。

 

むしろそのバックグラウンドがあったからこそ

こうやって吹きたいのに吹けん!!!ってなって

とてつもなく頑張った1年間。

 

自分の所属したオケは

エキストラが半分以上を占めるくらいには

ほんとにヒトがいないオケ。

 

ホルンの先輩は大学院の先輩の一人のみ。

現役時代数多く酷いことしてしまったって

すごく後悔残ってるけれども、

アホみたいに誰よりも自分にあってた先輩。

 

それは〇〇先輩大好き♡といったものとは

まるっきりかけ離れて、

普段お互い死ね死ね言い合ってた仲(愛のある死ね)。

 

フィーリング全ての私ときちんと理論を組み立てた先輩。

ときにはなんちゃら関数とか数列使って説明されたので

真っ向からふんぬしたり、

もうここには書けないような酷いことしてしまったしたけれど、

 

理論的に考えることとか指導についてとか

自分の中に存在するわけなかった概念を自分にいれてくれた

一緒に吹いてると一番楽しいホルン奏者。

ね、死ねばいいよね~(笑)

 

ホルンはやめたけどこの先輩いるならオケ復活する。

そのくらい自分の中で楽しいオケに欠かせない人物だった。

 

 

②ホルン1ヶ月

ホルン初めて1ヶ月くらい経ったころ、たぶん1ヶ月。

金管アンサンブルのお誘いが来た。

 

自分に当てられたのはまさかの

文明開化の鐘のEuphパート。

 

ほら、へオン記号inCすいすい読めるから(笑)

 

まず低い音が苦手な私は冒頭のDがでない。

そして中間部のソロ、めちゃ綺麗なのに

技術がなさすぎて思うように吹けない。

 

これが悔しくてたまらなくて悔しすぎるったらありゃしなくて

無理に練習し続けたところ、

初心者で構え方もなってないのに力みすぎて

左手の小指の軟骨を潰しました。

 

ようはそのくらい練習した。

決して負けず嫌いだったわけではなく

吹きたいように吹けない悔しさからのアホ。

 

これが、失敗ほるん吹き予備軍ってやつ。

 

 

③初めての定期演奏会

成長モンスターと呼ばれるくらい成長係数高かった私の

練習曲はブラームスの大学祝典序曲ホルントップでした。

 

低い音はでないけれど高い音は当たる当たる。

 

その年の定期演奏会のプログラムは

モーツァルト 魔笛序曲

モーツァルト 交響曲パリ(何番か忘れた)

ドヴォルザーク 交響曲第6番

 

合奏にはいつから参加し始めたか忘れたけれど

少なくとも夏合宿の頃にはドボ6乗り始めたし、

その後からモーツァルト始めたけれど

綺麗には当たらないにせよ

パリトップの代奏でHighD伸ばす遊びで

先輩とガハガハ笑うくらいには高い音に特化してきた。

(今思えば恐ろしいよな、ホルン半年野郎が...)

 

あくまで吹きたいように吹けることっていうのが

歌い方とかの方に自分は特化していて、

だからタンギングとかの物理的技術は皆無だったけれど

音楽性にカバーされて綺麗な音とソロがその頃には出来始めてた。

 

そんなときにめちゃうまスーパーエキストラの二人がやってきた。

でも自分はスーパーうまさよりもホルンが4人揃ったら

めちゃ楽しいんだって初めて気づいてほんとに興奮した。

 

ホルンが4人揃ってない団体なんて正直聞いたことないし

この感動がわかってくれるヒトはいないと思う(笑)

もうほんとにほんとに楽しくて、

4人で吹けないのが嫌で演奏会後に号泣した...笑

 

ちなみに定期演奏会では

ホルン半年野郎がドヴォルザーク交響曲6番3rdしました。

もちろんソロもかなりあったし伴奏なし度ソロもあった。

(よく先輩この乗り番くれたなぁ...)

 

このときまではほんとにオケを楽しんでた。

4人揃うのが嬉しすぎるとか純粋すぎるでしょ(笑)

これが続ければよかった。 

 

 

④FSSO 狩りの女神度ソロ ドボ73rd

初心者だけれど運営の役員をしていたので乗ることに。

 

どうしても先輩の人数が少ないうえに先輩は忙しく

同期ホルンは5人もいたけれどレベルも分からないので

リーダー決め担当をしてた私が

事務だけだよね!?と折れて晴れてパートリーダーに。

 

プログラムは

ドヴォルザーク 謝肉祭序曲

ドリーブ シルヴィア組曲

ドヴォルザーク 交響曲第7番

 

指揮者はなんと現田先生様。

 

初心者なので...ということで自分は謝肉祭3rdのみ、

メイントップはいいホルン奏者の同期が名乗り出てくれて(本当にありがとう)

シルヴィアトップは酷いことにじゃんけんで決めました。

 

初めての指揮トレでシルヴィアトップの子が

学校の関係で忙しく参加することができず私が代奏することに。

 

最初の方に度ソロがあるけれど

緊張しすぎた初心者が失敗するのはまぁ当たり前だったよね。

 

でも現田先生は魔法使えると思う。

先生の一言で次は見違えるように吹けるようになった。

私だけじゃなくてみんな驚いた。

奏者としてはここでさらに大きく成長したに違いない。 

 

その後も代奏マンは続き結局

私の乗り番はシルヴィアトップとドボ7の3rdに。

前者は度ソロだし後者もエグソロ。

 

その一方で、パート員の忙しさなどを考えずに

じゃんけんとか杜撰な方法で決めてしまっての

乗り番交代だったため、

交代させられた子をとても傷つけました。

 

3年経った今でもずっと心に残ってる。

だから、当時のメンタルはもっとずったずた。

 

その上、さすがにホルン1年ちょいで

この乗り番をこなすのは技術があまりに足りず、

またそのとき学業も忙しく練習時間との兼ね合いも厳しく、

合同練習終わるたびに実は近くの川まで逃げて号泣してました。

 

何を大げさなとか思う人はとりあえずシルヴィア組曲聴いてほしい。

 

大学以前でホルンしてた人が

たっぷり練習してて技術的に余裕なんだろなって

とてつもなく恨めしくて少し恨んでた。

初心者レッテルっていうのかな。

でも唯一の初心者だったからすごく必死だった。

 

具体的にどう暴走したかは割愛しますが

自分一人で暴走して何も悪くない人を勝手に恨んで

本当に最悪なパートリーダーでした。

 

そんな最悪なことをして奏者としてのみ成長し完成したのが

ホルン吹きのぼやしでした。

 

たくさんの方に支えてもらったのに。ごめんなさい。

 

分かりますか。

奏者としてはとても成長したと思う。

その代わりにオケ団員としては堕ちたんです。 

 

 

⑤その後

その後はベト7のトップして人生最悪のコンサートにしてしまい、

またFSSOでパートリーダーをさせてもらって、

ベト3トップして大学オケを退部しました。

 

前半のときのような技術のなさによる悔しさがだいぶ消え

例の先輩が卒団してしまった後は練習に精がです、

まさかの初心者ホルンがが一気に3人もできてくれたので

あたふたしながら過ごし。

 

様々なとろこで演奏する機会も増えましたが

嫌な世界をたくさん見てしまいました。

 

今の自分がオケ活動するメリットはどこにもない。

この結論に達するにはそう時間はかからなかったです。

 

 

▽まとめ

ようはストイックすぎてオケは社会ということを忘れていたんです。

だから他人を恨んだし運営とかでもギャンギャン吠えまくった。

 

しかもオケをする理由もないのにオケ活動をしていた。

気づけば最大の楽しみも消えて辛いことばっかだった。

 

私が失敗した原因は、

①過度のプレッシャー

 初心者レッテル × パートリーダー × メンタルズタボロ × 度ソロ

 それにもともと自分は暴走しやすいタイプだった。

 だからオケ社会というものを忘れて自分のことしか考えなかった。

②楽しいことがなくなった

 やっぱ先輩がいなくなったことがかなりでかかったです。

 もちろん皆無だったわけではないけれど

 先輩の指揮見るだけで曲名当てれるくらいには

 音楽性も一致してた人だったわけなので。

 またオケ運営や他の人のオケへの望む態度も

 気になることが多々出てき始め、

 忙しく練習時間の確保も厳しくなっていました。

 そして福岡ほるんで苦手な人が増えてきた。

 そして音楽はオケだけじゃないじゃんって考えにいたる。

 

もちろん辛いことを避けるのは厳しいけれど、

自分を見失っちゃいけないわけで。

なぜ自分がオケをしているのか、

いったい自分は今何をしているのか。

ストイックに頑張りすぎているときは

ときどき立ち止まって考えてほしい。

 

そんなになにかを犠牲にしてまでする必要はあるの?

オケ活動の辛さってそういう辛さなの? 

 

オケやめてみんなのツイートとかみながら

私予備軍がいっぱいいるなと思っていました。

 

オケが楽しいからしている人、

辛いんだったら一旦考え直せばいい。

どうせなら仕事だってみんなで

楽しくやれた方がいい。

内容にもよるだろうけでれど

ちょっとは仕事他の人に分担しいや。

一人で川なんかで泣かない。

誰かにきちんと全部打ち明けて盛大に泣く、

そしたら少しずつオケの中で安心感感じてくる。(私は(笑))

楽器調子悪すぎてブーメランしてやりたい。

一旦楽器手放そ、いろんな音楽聴いて、

気が向いたら自分の楽器のいい曲聞いてみよ。

やる気の湧き方違うくなるから。

 

それ以外の理由の人。

今の活動に満足していない。

だったらそれは自分の目的と現在の行動が噛み合ってないから。

自分がどうしてオケをしたいのか考えなおしてみる。

もしかしたらそれを見つけるの厳しいかもしれない。

じゃあ自分の行動を考えてみる。

マニュアル人間になってない???

お客さんに届ける音楽が自分たちの青春のための音楽になってたりしない?

他人への指摘が他人のためではなくただのいじめになってない?

 

なんかすごくふわふわとした

いいこと言ってますbotみたいになってしまったけれど

これから演奏会にむけてのラストスパートのところも多いけれど

それは新しい世代交代も意味しているわけだから

そういう人たちには特に気をつけてもらいたいなと思った。

 

忙しい・きついは当たり前でも美徳でもありません

 

そして、たまには

自分の目的と行動が沿っているものになるか、

確認してみてください。

 

 

おわり。